平成26年度 臨床心理士指定大学院&心理系大学院受験体験記

「院試、そして合格までの道のり」

お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科人間発達科学専攻発達臨床心理学コース合格

早稲田大学大学院人間科学研究科臨床心理学研究領域合格

私は夏期講習から中ゼミにお世話になりました。夏期は、①統計標準、②統計ハイレベル、③臨床心理標準クラス、④大学院心理英語の4つを受講しました。英語はまぁまぁできたのですが、もう後の3つはボロボロです。特に統計の標準クラスでは毎回平均点以下、珍解答続出。でも優しい浅尾先生の丁寧なご指導の下、講習の5日間でなんとか基礎の部分を理解することができました。

夏期講習が終わり、後期が始まりますが、最初は単科コースに所属していました(大学院心理英語と統計の2科目受講)。しかし勉強を進めていくうちに論述の授業を受講する必要性を感じ、総合コースに切り替え山下先生の臨床心理ハイレベルを受講し始めます。そこから私は自分がしてきた勉強の薄っぺらさにショックを受けました。山下先生の授業はレベルが高く、最初は“??”の連続でした。また先生の授業は洞察型の授業であると勝手に思っております (笑)。というのも先生の授業からは直接何かを学ぶのではなく、授業を通して間接的に“自分に今何が足りていないのか”、“今後どのような勉強をしていくべきか”など気が付くことが多かったからです。その気づきが受験期後半の追い風になりました。

以上、ざっくりと私の中ゼミの流れをお話ししましたが、ここからは私の勉強法に焦点をあててみたいと思います。

まず英語は①英単語の暗記 (一般と心理両方)、②和訳 (ほぼ中ゼミの授業のみ)、この2つを通年続けました。英単語を制す者は英語を制すと思います (笑)。それくらい大切。文法は夏休み前~夏休みにかけて大学院受験時に使ったアップグレードを2周して復習しました。

専門 (心理) は、まず赤シートで隠しながら暗記できるタイプの参考書を4月から9月まで使い、基礎心理系の本を3周しました。9月頃までは論述の対策をしていません…。第二志望の学芸が選択式の問題だったので (ちなみにこの学芸は落ちています!)。よって、9月後半から論述対策を始めました。論述はとにかく書いていくといろんなパターンが身についていきました。またいろんな本を読みました。ただ心理の本は分厚いものが多く、読むのに時間がかかります。もっと早めに読み始めればよかったというのが本音です。統計は中ゼミの授業をフルに活用しました。夏期講習と後期の授業をノートにまとめ、解き直しと整理を一度に行いました。また受験1ヶ月前位からは浅尾先生との面談や長井先生の空き時間にお茶の過去問について質問しまくりました。御二方とも丁寧に解説してくれて、この質問攻めは最後の追い込みに功を奏しました。

最後に、受験に総じて大切だと感じたことについて、それは心理系大学院に行きたいと思ったその動機を忘れないことです。勉強に没頭すると案外その真の目的を見失いがちです。受験勉強の目的は志望大学院に合格することでしょうか?むしろその先にあるものがきっと本来の目的ですよね?大学院の合格はあくまで皆さんの将来の夢を叶える媒体でしかありません。若輩者が生意気を言って申し訳ないですし、今から勉強を始める方々に言うことでもないかもしれませんが、しかし、やはりそのことを意識できないと勉強が辛くなってしまうと思います。臨床心理士を目指そうと思ったその素敵な心を見失わないように頑張ってください。拙い文章ですが、少しでも皆さんの参考になることができたら幸いです。

「努力は報われる!」

上智大学大学院総合人間科学研究科心理学専攻臨床心理学コース合格

筑波大学大学院人間総合研究科心理専攻心理臨床コース発達臨床心理学分野合格

私がはじめに言いたいことは、努力は決して自分を裏切らないということです。私自身の経験、そして中ゼミの仲間を見ていて本当に実感しました。第1志望の大学院に合格している人たちは皆、遊ぶ時間や寝る時間を惜しんで勉強していました。このように努力できるのは、それだけ「臨床心理士になりたい!」という思いがあったからだと思います。自分の進みたい道であるから、どれだけ犠牲を払っても苦ではありませんでした。「必ず希望の大学院を自分の学びの場とするのだ」という強い思いは、努力に繋がり、そして合格に繋がります!中ゼミでは強い意志を持ち、受験に臨んでいる仲間を得て、日々互いに励まし合い、共に問題に取り組みました。また先生方もあらゆる疑問に熱心に答えてくださり、本当に中ゼミに通って良かったと思っています。

ここから、①臨床心理学、②英語、③受験校対策とそれぞれ分けて、私がどのように勉強を進めていったのか述べたいと思います。

①臨床心理学

一番感じたことは、語句や理論を暗記しようと思っても頭には入ってこないということです。最初は『臨床心理学概説』のような幅広い臨床心理学の理論や治療過程について書かれている本を読むことは、取りかかりとして重要であると思います。しかしそれだけでなく、各理論の本を最低1冊は読むべきであり、また治療過程やアセスメントについてより詳しく書かれている本も読む必要があると思います。暗記しようと思っても覚えたとおりに思い出すことは非常に難しいですし、まして受験で緊張している時に思い出すのはかなり厳しいです。一つ一つ丁寧に学習することは遠回りに感じられるかもしれませんが、臨床心理学で必要とされる基礎的な知識、考え方が何となくでも理解することができれば、論述あるいは語句説明の際に、完全に間違えたことを書くことはないと実感しました。

②英語

最初大学院英語の回答を返してもらった時の衝撃は今でも忘れません。私は帰国子女で英語にはある程度自信がありましたが、なんと10点台でした!!!「こんなはずがない!」と思いその後は猛勉強しました。先生が授業でおっしゃっていたことはすべて実行しました。とにかく再提出と音読をしてください。どんなに体調が悪くても忙しくても英語は毎週必ず再提出するべきです。そうしなければ感覚が鈍ると思います。そして構文を落とさないように注意しながら英文を読むことが大切です。これらのことを1年間続けた結果、クラスで最高点を取れる回もあるほど英語の成績は伸びました。中ゼミでの点数はあくまで目安ですが、それでも私の中では「これだけ訳せるようになった!」という自信につながりました。

③受験校対策

私は8月に筑波、2月に上智を受験したのですが共通して言えることは、臨床心理学の基礎的なことをある程度理解していれば、何とか問題は解けるということです。臨床心理学についてでも述べましたが、基礎的な知識を理解した上で身に着けることが何より大切だと思います。それに加えて、私はそれぞれの大学院の教授が書いている本を1冊ずつ読みました。教科書的な本が出版されている場合には、その内容をまとめて覚えました。第1志望は上智だったのですが、全部で10分野以上あるので結構大変でした。上智の問題は各先生がその年に授業で扱った内容から出ることが多いようです。

どの学校を受験される場合においても、最後まで必死で書く姿勢を忘れないでほしいと思います。解らなくてもとりあえず埋めてください。意外と近いことが書けていることも少なくありません。

最後に、中ゼミに本当に感謝しています!同じ臨床家を目指す仲間を多く得ることができました。お互い励まし合ったからこそ受験を乗り切ることができました。また先生方がいてくださらなければ、私は不安に押しつぶされていたと思います (笑)。英語の相談に乗ってくださった永野先生、そして研究計画書及びさまざまな相談を乗って下さった山下先生、本当にありがとうございました。

これから受験される方は、自ら大学院に進み臨床心理士になるという道を選択するわけですから、後悔しないように精一杯勉強して、受験に臨んでください!

「社会人になってからの大学院入試」

学習院大学大学院人文科学研究科臨床心理学専攻合格

社会人で心理学科出身ではない私が、臨床心理士指定大学院の受験を決意したのは、2013年の夏、冬には会社を退職し、冬期講習、プレ学期、5月からは総合生として中央ゼミナールにお世話になりました。学部で心理学を学んでおらず、勉強からも遠ざかって10年以上という条件の中、何度も不安になりながらも、お陰様で2014年の秋、志望校から合格をいただくことができました。同じような境遇で不安に思われている方の、何らかの参考になればと思い、私の体験を書かせていただきます。

受験に専念し始めたのは、冬期講習への通学からでした。その前の半年間も自宅で少しずつ勉強を始めていましたが、仕事も忙しく、思うようには進んでいませんでした。冬期講習では、すでに9月から半年間勉強してきた方々の中で、自分が受験のスタートラインに立てていないことを実感しました。冬期講習は総まとめ的なレベルが高い授業が多いのですが、そのような授業も含めて、私はとれる授業を端からとってしまい、今から考えると多少無謀だったかもしれません。しかし焦りから、一気にギアを入れることができたように思います。プレ学期は初心者にも親切な入門編の授業がありますが、私には冬期講習から始めたことが、最終的に必要となるレベルを見据えることにつながり、結果的に良かったように思います。

新学期からは、とにかく授業を優先しました。特に志望校の試験での比重の高い、英語と臨床は、必ず再提出をし、授業で求められた予習や復習を欠かしませんでした。当たり前に求められることですが、しかし実際にやってみると予想以上に時間がかかり、一週間がほぼそれだけで過ぎていってしまうことに正直不安も覚えました。授業に追われ、当初、取り組む予定にしていた語句説明もなかなか作れませんでしたが、後から考えると一番力を伸ばすことに繋がったのは、やはり授業にしっかり取り組んだことなのだと思います。夏期講習の時期は、授業のほか、後回しにしてきた語句説明を一気に作りました。私の場合、元々の理解や知識が足りていなかったので、1学期の授業を経て作った方が、効率が良かったように思います。9月に入ってからは、過去問を本番と同じ時間で解くことを繰り返しました。過去問をただ眺めていても、特に論文は正答がわからずに困惑してしまうのですが、時間を決めて解くと、不思議なことに何らかの回答を書くことができます(正しいかどうかは別として…)。授業で、時間制限のある添削課題に取り組んできたことと、本番とを結ぶ、よい練習になったように思います。

合格をいただいて思ったことは、全くの素人の私が約10ヶ月間中央ゼミナールで授業や研究計画書に取り組むことで、現役の方や心理出身の方となんとか肩を並べて兢えるレベルになれたことへの驚きと、感謝です。いくらやる気があって、やみくもに勉強したところで、方向性が間違っていたら、どうにもなりません。適切な方向へと導いていただけたからこそ、素人の私にも自分の目標への道が開けたのだと思います。受験はこれで終了しましたが、ようやく最初の切符を手にしたところと思っています。中央ゼミナールで多くの先生方に出会い、受験だけでなく、これからの勉強に通じるヒントをいただくと同時に、これからの道のりこそが長く厳しいものであることを教えていただきました。気持ちを新たに、真摯に取り組んでいこうと思います。本当にありがとうございました。

「不安で泣きたくなっても続けてみる」

横浜国立大学大学院教育学研究科教育実践専攻合格

上越教育大学大学院学校教育研究科臨床心理学コース合格

私は他学部出身であったことから、総合コース生として大学3年生の秋から1年間中央ゼミナールに通いました。家から近かったことと丁寧な添削を先生方にしていただける点など他の予備校と比べてみて一番良かったと感じたことから中央ゼミナールを選びました。

中央ゼミナールに通う前から英語の長文読解をひたすら解き、心理学の概論書を読んでいました。中央ゼミナールの授業がはじまり、独学では得られなかったものがたくさんありました。英語は先生方の丁寧な添削と再提出を必ずしたことから成績優秀者にも載るようになり、学力が伸びたことを実感できました。私の場合、授業の復習は次の日に必ずやり、再提出の課題はなるべく時間を空けて次の授業の前日に解いて提出しました。また、再提出したあとも自分で同じ問題を2、3回解きました。中央ゼミナールで英語の授業をかなり多くとっていたことから、なかなか大変でしたが、学力が上がると同時に英語を好きになり、苦ではありませんでした。また、わからない構文があるときは辞書や英語の文法書を駆使して、自分なりに納得する解釈を考え、それを先生方に「自分はこう考えたのですが、どうでしようか?」と直接聞いたり、再提出の紙に質問として書いていました。中央ゼミナールの先生方は親身に答えてくれます。私の場合は、英語は1日でもさぼったら感覚がなまっていくということを聞いたことがあったので、毎日英語に触れるようにしていました。このような勉強を通じで、自分の中で、和訳の型のようなものを身につけることができました。受験において、英語ができるということは大きなアドバンテージになるということを身をもって感じました。

専門科目では、臨床心理学の授業がとても役に立ちました。堀川先生の授業では、論文の書き方や言い回しについて学ぶことができました。最初の評価から伸びていったときに堀川先生から褒めていただき、俄然やる気になっていたことを覚えています。山下先生のハイレペルでの授業は教科書のような表面上の理解ではなくて、深い理解を求める授業でとっていてよかったと思っています。また、臨床心理士である先生方のお仕事のお話を聞くことは、普段ではなかなかないことですし、これから自分がやりたいと考えているお仕事について考える機会となりました。基礎心理学の授業では、中山先生のレジュメがとても詳しく、語句説明や論文の勉強の際に本当に役に立ちました。私の第一志望は基礎心理学の問題が多く、200文字にまとめた語句説明のカードを500枚ほど作り、繰り返し書いたり見たり読んだりして頭に叩き込みました。そのほかにも、オクムラ書店の「心理学テキスト」を何回も読み込み、流れを理解して覚えました。中央ゼミナールで基礎を学んで土台を作ったうえで、過去問の対策を受験の2か月前にひたすらしました。

私は受験において、友人、挫折、忍耐力の3つがあったからこそ、頑張ることができました。授業の帰り道や休み時間、自習室の合間に一緒に大学院を目指して頑張っている友人とお話をしたり、励ましあったりしたことがとても心の支えになりました。8月の受験で、研究計画が未熟であったために (受験校の) 教授の方々からご指摘を頂き、自分の至らなさに情けなくなり、泣きながら帰ったことがありました。しかし、その挫折をばねにして、次の日には第1志望に向けて、全力で勉強し、研究計画も作り直し、面接の練習を重ね、受験期で一番濃い時間を過ごすことができました。なぜかそちらの大学院にも合格を頂けたのですが、その出来事が私にとっては力になりました。そのあとは自習室に毎日通い、朝から晩まで勉強をしていました。勉強すればするほど、自分のできない部分が明確になり、不安で泣きたくなる時もありました。しかし、友人と話しをしたり、好きなお菓子を食べたりと気分転換を取り入れながらも、勉強をし続けました。受験の不安に打ち勝つために、ひたすら勉強するしかないということを感じました。そのおかげか、第1志望の試験では、これだけ勉強したから自分は受かるという自信をもって試験に臨むことができました。(姿勢が悪すぎたのか荷物が重すぎたのか試験の3日前に肩甲骨が肉離れを起こすというトラブルに見舞われましたが、痛み止めのおかげで大丈夫でした。)

おわりに、受験生の皆さん。今まで勉強してきたことや中央ゼミナールで過ごした時間はあきらめない限り、決して無駄にはなりません。挫折しても、また立ち上がることができれば、合格に近づいていきます。最後まで全力を尽くすことができるよう自分を信じて頑張ってください!